さて、今回の人間の本質シリーズ、テーマはウィンザー効果についてです。
ウィンナーではなく、ウィンザー効果というのは、第三者による情報は、信憑性が高いと感じる現象のことです。
例えば上記のシャウエッセン(※ウィンナーの商品名です)ですが、山田がシャウエッセンを販売している日本ハムに勤めているわけでもないのに、
と他人に話すことというのは、山田にとってなんの得もないわけです。利害関係が成立していないのに、その商品を褒めているということに「信憑性が高い」と感じるわけなんですよね。
これ、実はビジネスでキーポイントとなる大きな心理効果ですので、ぜひこの記事を最後まで読んで、ウィンザー効果について理解を深めてみてくださいね?
ウィンザー効果とは?
ウィンザー効果とは、冒頭でも話した通り、第三者による情報は信憑性が高いという心理効果のことです。
由来は、とある小説に登場する女性が言った言葉から来ていると言われています。
その名もウィンザー伯爵夫人。その夫人が・・・
『第三者の褒め言葉が、どんなときにも一番効果があるのよ』
そう伝えた場面からきているそうです。いやはや名言ですね。
例えば、山田がいくら「僕は文章がうまいです」といっても、その信憑性ってわかんないじゃないですか。
でも、私がバブリーさんに
っていったら、バブリーさんは信じるでしょ?
このように、自分で自分の良いところをPRするよりも、第三者から評価されたほうが、人に信頼されやすいわけなんですね。
ウィンザー効果の事例
例えば、Amazonのレビューサイトや食べログのクチコミなんかがそうですよね。
Amazonで販売されている多くの商品を購入した消費者が、レビューすることで、その信憑性を確かめる人も多いはずです。
なぜならAmazonでの商品紹介の部分では、当事者なので、良いところしか基本書きませんwたくさん売りたいですからね。
しかし、消費者である第三者にとっては、別にこの商品が売れようが売れまいが、なんの得もないわけです。だから、良いところも悪いところも、公正に評価ができるわけなんですね。
そういった評価やレビューを見て、また別の人が購入の判断をします。
gooリサーチによるインターネットアンケートによると、およそ8割の方が購入の判断にレビューを参考にしていることがわかりました。

この調査から見ても、いかにクチコミが「購入の判断」に影響しているかがわかります。
損得関係ない第三者に、自社の商品やサービスを紹介してもらうことは、なんだか難しく感じますよね。でも大丈夫です。
このウィンザー効果は、ずっと昔からビジネスでは活用されています。今回はその中からも、今すぐ活用できるウィンザー効果の使い方をお伝えします。
ウィンザー効果をビジネスで使うには
ウィンザー効果をビジネスに活用する方法で、代表的なものは「お客様の声」です。
今すでにお客さんを抱えている場合は、アンケートなどに回答してもらったり、インタビューをすることで、簡単にお客様の声を取ることができます。
そうやってお客様の声を、ウェブサイトや広告などに掲載することで、ウィンザー効果を活用することができます。
確かに、お客様の声をアンケートで取ろうとすると、悪い評価も拾う可能性があります。
ただ、アンケートの信憑性を保つために、あえて「デメリット」の声を入れることは意外に効果的だったりします。
当然、商品の品質で悪い評価がつくのはどうかと思いますが、例えばトートバッグを売る場合、「思ったよりもサイズ感がちょっと小さい感じがしました」とかっていう声は、商品のデメリット部分ですが、非常に良い顧客の声ですよね。
こう言った声は、顧客の声を正直に全部拾っている感じがして、より信憑性が高まり、ウィンザー効果を強めることにもつながります。そして何より、売り手の商品改善にもつながってきます。
さらに、最近ではアンケートは簡単にとれます。
Googleフォームを使えば、簡単にアンケートフォームを作れますし、その集計までしてくれるので、本当に便利です。
こういったツールを活用して、お客様の声を回収し、ウィンザー効果のためにウェブサイトや広告に掲載したり、商品やサービスの改善につなげることができます。
第三者に紹介されるために
いかがでしたか?
ウィンザー効果、これもビジネスで色々と活用できる心理です。あなたが商品の価値や、サービスの価値を伝えたいのなら、第三者に伝えてもらうために、どうすればいいのか?をまず考えてみてください。
今回紹介した「お客様の声を取る」以外にも、紹介を生み出す方法はたくさんあります。
紹介キャンペーンを独自で開催したり、動画でインタビューを撮影したり、SNSで拡散してもらったり、他社のメディアで紹介してもらったりもできますよね。
ただ、その場合は、本当に質の高い商品でなければいけません。適当につくったものを紹介して欲しいと言っても、相手にも信頼関係があるので、紹介したくないものは絶対に紹介されません。
なので、売り手である私たちは、常によりよい商品である必要があるわけです。
ということで、みなさん商品開発も頑張っていきましょうね!笑
それでは今回はこのへんで!
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