本題に行く前に、前回の「カクテルパーティー効果」の記事についてはこちらよりご覧ください。(→カクテルパーティー効果の記事)
さて、今回お届けする人間の本質はずばり「奇数の法則」についてです。
奇数の法則とは、マーケティングやセールスコピーに使える心理効果で、この法則を知っておくだけで、効果的なセールスが行えるようになるでしょう。
なので、ぜひあなたもこの機会に「奇数の法則」について、学んでみてください。
それではいきましょう!
奇数の法則とは?
では、奇数の法則とはいったい何なのか。
奇数の法則とは、
『偶数より奇数の方が、人間にとって自然で心地よく感じる傾向がある』
というものです。
この奇数の法則の話をすると、なぜ奇数なのか?が気になる人も多いかと思います。
これは、人間心理にもあるのですが、偶数は割り切れる数字であるために、人工的に手が加えられていて、不自然だと感じ、奇数は割り切れない数字のため、手が加えられていない状態、つまり自然の状態と感じるのだそうです。
このように、人は偶数には「作られた数字」と認識されてしまい、信憑性が低く感じるのだそうです。
逆に奇数は、自然な形であり、「作られていない自然の数字」と認識され、信憑性が高くなるわけですね。
人は無意識レベルで奇数に反応する
広告の父とも呼ばれたデイビッド・オグルヴィーは、ヘッドラインの部分で数字を入れることを推奨しています。
それは、人が無意識レベルで、奇数に効果的な反応をすることを知っているからなんですね。
例えば以下の文を見てみてください。
- ヘッドラインの効果を高める4つの方法
- ヘッドラインの効果を高める5つの方法
上記の文章では、どちらのほうがしっくりきますか?
おそらく、多くの方が「5の方法」の方ががしっくりくると思います。
- ダイエットプログラムで20キロ痩せました!
- ダイエットプログラムで19キロ痩せました!
この結果を見ても、やはり奇数の方が自然で信憑性が高く感じますよね。
整っている数字や、割り切れる数字というのは、無意識的に「不自然」と感じる傾向があり、奇数だと無意識的に「自然」と感じられ、受け入れやすい傾向にあるわけです。
実際に、Conductor社の調査によれば、ヘッドラインに数字を入れるだけで、なんと36%もクリック率が増えたというデータを出しています。

出典:https://backlinko.com/hub/content/viral
さらに、ヘッドラインの数位は、奇数の方が、偶数よりも20%もクリック率が高かったと示しています。
このことからも、やはり奇数の法則は人間の本質と言ってもいいでしょう。
よく考えれば、結構あるんですよね。
全世界で売れている「7つの習慣」が、もし「8つの習慣」だったら売れてないでしょう。
「101匹わんちゃん」も「100匹わんちゃん」だと売れてないでしょう。
ということで、あらゆる広告物やブログのタイトル、メルマガのタイトルに、数字を入れることは非常に効果があります。
その中でも、奇数の法則を利用して、できる限り「3.5.7」のような奇数を入れることで、さらに効果の高い広告を作ることができるようになります。
これは、本当に無意識の領域なので、ぜひあなたも試してみてくださいね?
それでは、今回はこのへんで!
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