沖縄のセールスコピーライター宮城奈津子です。
セールスコピーライターのあるあるだと思うのですが・・・。
コピーの依頼を受けて、納期がゆっくり確保できる案件をこなすのは、 あらかじめルーティーンに入れちゃえばしっかり終わらせることができます。
しかし。
1社が1ウェブページだと限らず、なんとサイト全体のコピーを依頼して頂く場合もありますよね。笑
ただね、想定していない場合にくると焦ります。
コピーっていうのは、自分の得意な業種だけを扱うわけじゃありません。
まったく初めての業界を受け持つことだってあるんです。
もちろん、それが楽しいですし、色んな業種にことを強制的に(?)学べるので、私みたいに背中を押されたら走るタイプにはぴったり。笑
でも、コピーをしっかりと書くためには、まずお客さんのことを知らなくちゃいけません。
コピーはリサーチがないと書けない
私がもっとも時間を要するのが「リサーチ」です。
リサーチとは、「調査」や「研究する」という意味合いがあります。
リサーチにもたくさん種類がありますが、この記事では顧客のリサーチ、つまり、お客さんを研究するという認識で読んでください。
私は、ライティングの時間を含めても、全体の60〜70%くらいはリサーチの時間に充てています。
そのため、急な案件や、多数のコピーを要する場合には 休日返上で働かなきゃいけなくなったりね。するもんでね。嫌じゃないんですがね。笑
この週末も、想定外の仕事が入り「夜な活」(夜に活動、仕事すること)をしに外へ出たんです。
でも・・・。
Wi-Fiが繋がってて、夜中までやっているカフェってほんとないんですよ。
遅くやっているとこでもせいぜい22時。
子供たちを寝かして出るのが大体その時間なのでね。
こうなればネットカフェかな〜と思って、おそるおそるネットカフェへ行ったんです。
そもそも、ネットカフェの印象って悪くないですか?
- タバコ臭い
- おっさんばかり
- 薄暗い
- 汚い
私の中で、ネットカフェのイメージはこんなでした。
でも、最近近所にできた新しいネットカフェがあったのを思い出して、行ってみたんです。
いや〜新しいだけあって、施設内はめちゃくちゃ綺麗!
よく見てみると、施設内にビリヤード、ダーツ、カラオケ、シャワーなんかも付いている!
とにかく、ネットカフェのイメージが180度変わりましたね。
そして、そのネットカフェには「女性専用エリア」という、女性専用のスペースがあったので、そこで仕事をすることに。
女性専用エリアのこだわり 付いてすぐ驚いたのですが。
女性専用エリアには、まるで本物のホテルのような設備が整っていたんです。
まず、専用のカードで「ピッ」して入るタイプですし。
ブランケットも、普通のフロアとは違って、ふわふわのブランケットが用意され。
設置されているパソコンも女性らしいかわいいパソコン。
さらには座るシートも別格!クッションも分厚いし、綺麗です。
フロントに行けば、アメニティセットのようなものも、無料でもらえるとか。
本当に女性に喜んでもらうために作られたんだな〜と思いました。
でも、これはきっと
女性の立場になって考えられたんですよね。
少なくとも私は、めちゃくちゃ使い心地がよかったので、きっと「夜な活」をする際にはこのネットカフェに行きますね。
Wi-Fiもカフェより安定していますし、ドリンクは飲み放題ですから。
お客さんの立場になる このように、女性エリアは女性の立場になって考えられています。
ネットカフェを利用する女性だったら
- こんなことが嫌でネットカフェを利用しないのではないか
- こういったサービスがあれば利用してくれるのではないか
- 女性専用とつくることで安心して使えるのではないか
そういった女性ならではのきめ細かいサービスがあるからこそ、喜んでそこに足を運ぶようになると思うんです。
リサーチで最も重要なこと
リサーチのもっとも大事なことは、お客さんの立場になることです。
よく、ターゲットを決めるときに「40代の女性」とかってざっくり決めちゃう人がいますが、それではお客さんの立場になれていません。
「40代の女性」でも、子持ちなのか独身なのか。家庭思考なのかキャリア思考なのか。はたまたライフワークバランスを取りたい人なのか。
世帯収入はどのくらいで、どんな悩みを持っているのか。どんなことが好きで、どんなことが苦手なのか。
そういった要素を、しっかりと紙にかいて、ペルソナ(架空の人物像)として構築させます。
そうすることで、そのペルソナだったらどう思うかな?とイメージしやすくなるのですね。
ペルソナをつくらないと、どうしても自分の主観が入ってしまいます。
そうなると、ちゃんとターゲットにメッセージが届かず、コピーを書いた際に
あまり反応がない・・・
ということになってしまうのです。
そうならない為にも、お客さんの立場になるということは、とても大事なのです。
お客さんの行動を追う
お客さんの立場になるには、お客さんと同じ行動をしてみることも大事です。
どういうことかと言うと、お客さんになったつもりで、街を歩いてみたり、本や雑誌を見てみたり。同じような人の悩みを探してみたり。
お客さんの行きそうな場所、興味のありそうな本などを読んでみることも大事です。
もちろん、一番良いのは直接会うことです。
しかし、なかなかそれが難しい場合には、お客さんが行きそうな場所や本、趣味や興味に触れることも、良いリサーチになります。
そうすれば、お客さんが本当に喜ぶ姿がイメージすることができ、それをクライアントの商品と組み合わせることができるというわけです。
顧客を知らないと、メッセージは伝わりません。
なので、コピーのスキルにこだわる前に、ぜひ顧客をリサーチする方法をしっかり学んで欲しいと思います。
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